第四章⑥ 純資産グループの仕訳

純資産グループの仕訳

「純資産」グループの基本的な仕訳をみていきましょう。

  • 資本金
  • 利益準備金

純資産グループの仕訳の基本ルール


純資産の増加は、貸方に記入します。純資産の減少は、借方に記入します。

借方貸方
減少増加

資本金(しほんきん)の仕訳


株式会社とは、株式を発行して資金を調達する会社です。
株式会社では、株式を買ってくれた人(出資者)を株主といます。

[取引例1]  

A株式会社は、会社の設立にあたり株式1,000株を1株当たり300円で発行した。
なお、全株式の払い込みを受け払込金額は当座預金とした。

借方貸方
当座預金  300,000 資本金 300,000

(注) 1,000株×300円=300,000

【速攻!チェック問題・純資産編】

次の仕訳をしなさい。

【問題】

【1】会社の設立にあたり、資本金1,000万円を当座預金に入金した。

【解答】

【1】(借方)当座預金 10,000,000 /   (貸方) 資本金   10,000,000

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