小口現金出納帳

小口現金出納帳とは、小口現金を支払った内容ごとに分けて記帳し、 補給と支払の明細を記録するための帳簿です。小口現金出納帳には、2つの記録方法があります。

1つは、補給を翌月(翌週)の初めに行う方法です。つまり、4月分の小口現金を記録していたとして、補給を5/1に行った場合です。

もう1つは、補給を月末(週末)に行う方法です。これは、4月分の小口現金を記録していたとして、 4/30に補給を行ったという場合です。

具体的に取引と小口現金出納帳への記入を見ていきましょう。

 補給を翌月の初めに行った場合

 

4/1   定額資金前渡制度を採用するため、用途係に小切手を支払った。

4/5   お茶代として、3,200円支払った。

4/10  事務用品として5,000円支払った。

4/20  郵便切手代として4,000円支払った。

 

小口現金出納帳

受入 日付 摘要 支払 内訳
20,000 4 1 受入 通信費 消耗品費 雑費
5 お茶代 3,200 3,200
10 事務用品 5,000 5,000
20 切手代 4,000 4,000
合計 12,200 4,000 5,000 3,200
次月繰越 7,800
20,000 20,000
7,800 5 1 前月繰越
12,200 本日補給

 

[小口現金出納帳の見方]

・受入欄
小切手を受入いれた時や、補給を受けた時にその金額を記入します。
・日付欄
日付の項目に取引が行われた日付を記入します。
・摘要欄(てきようらん)
支払の内容を説明するための小書きを記入します。
・支払欄
支払った金額を記入します。
・内訳欄
支払った金額の内訳(種類)ごとに金額を記入します。
・合計
支払欄と内訳欄の合計金額を記入します。
・次月繰越
受入欄の金額から支払欄の合計額を差し引いた金額を記入します。
・受入欄の金額をそのまま記入します。
・前月繰越
翌月の1日の摘要欄に前月繰越と記入し、受入欄に次月繰越と同じ金額を記入する。
・本日補給
補給を翌月の初めに行った場合は、翌月の1日付きの摘要欄に、「本日補給」と記入し、補給額を記入します。 


補給を月末に行った場合

 

小口現金出納帳

受入 日付 摘要 支払 内訳
20,000 4 1 受入 通信費 消耗品費 雑費
5 お茶代 3,200 3,200
10 事務用品 5,000 5,000
20 切手代 4,000 4,000
合計 12,200 4,000 5,000 3,200
12,200 4 30 本日補給
次月繰越 20,000
32,200 32,200
20,000 5 1 前月繰越

 

基本的には「補給を翌月の初めに行った場合」と同じです。
・本日補給
補給は月末ですから、摘要欄に「本日補給」と記入し、月末の日付と補給額を記入します。
・次月繰越
補給後の金額を記入します。
・前月繰越
翌月の1日の摘要欄に前月繰越と記入し、受入欄に次月繰越と同じ金額を記入します。

 

さらに「受取手形記入帳と支払手形記入帳とは何か」を知る