初級原価計算⑧ 利益計画とは何か

利益計画とは何か

会社が、稼ぐべき利益を獲得するために製品をどれくらい製造し、どれくらい販売すればよいのか、
という計画を立てることを「利益計画」といいます。

利益計画をおこなうためには、まず、変動費、固定費を知る必要があります。

 

変動費と固定費とは何か

「変動費」とは、売上高に比例して増えたり減ったりする費用です。
仕入れた商品などが代表的な例です。売上が増えるほど、仕入れる商品も増えるからです。

変動費(円)=売上に比例して増減する費用

 

「固定費」とは、売上高に関係なく発生する費用のことです。

人件費が代表的なものです。社員の給与は売上高に関係なく支払わなければなりません。
その他、販売費や一般管理費も固定費と考えてください。

固定費(円)=売上に関係なく発生する費用

これらの知識からわかることは、以下の原則です。

変動費は、売上高がゼロのときは、発生額もゼロになる。
しかし、固定費は、売上高がゼロのときでも発生する。

 

 

貢献利益とは何か

売上高から変動費を差し引いた金額を「貢献利益」(こうけんりえき)といいます。
貢献利益は「固定費の回収と営業利益の獲得に貢献する利益」という意味になります。
貢献利益が、固定費よりも多くなれば、営業利益が黒字になります。

 

貢献利益の計算

売上高 1,000
変動費 800
貢献利益 200
固定費 50
営業利益 150

 

このデータ表では、貢献利益が200円です。
貢献利益200円から固定費である50円を支払うことができます。
その結果、営業利益150円を計上することができます。

 

【虎の巻/メモ帳】

ラーメン店でイメージしてみましょう。
ラーメン1杯売れれば、当然ながら、麺やスープ、具材がラーメン1杯分が消費がされます。
10杯なら10杯分の消費になります。
すなわち、麺やスープ、具材は売上高に比例する「変動費」というわけです。

一方、ラーメン店のテナント料やラーメンを作る料理人に支払うお給料は、ラーメンの売上に
かかわらず、一定額が発生します。これが「固定費」です。

 

初級原価計算⑨ CVP分析とは何か