第七章⑦ 貸借対照表と損益計算書

貸借対照表と損益計算書を作成する

精算表の作成ののち、貸借対照表と損益計算書を作成します。
これによって、簿記の一連の流れが完了することになります。
精算表から作成された貸借対照表と損益計算書は、以下のとおりです。

貸借対照表の作成

貸借対照表

                  ×2年 3月 31日          [単位:千円]

資産金額負債及び純資産金額
現金600買掛金150
売掛金200未払金100
貸倒引当金▲30                   170未払家賃5
備品300前受利息15
資本金500
当期純利益300
1,0701,070

(注)貸倒引当金は、売掛金の下に表示します。

売掛金から貸倒引当金を差し引いた金額を記入します。   200-30=170

損益計算書の作成

損益計算書

                 ×1年4月1日~×2年3月31日        [単位:千円]

費用金額収益金額
売上原価650売上高1,000
支払利息55受取利息35
貸倒引当金繰入30
当期純利益300
1,0351,035

(注)

・決算整理後の「仕入」は売上原価を意味します。損益計算書では「売上原価」で表示します。

・売上は「売上高」として表示します。