裏書手形とは何か

裏書手形は、実務でもたびたびありますので、しっかり、マスターしましょう。裏書手形とは、文字どおり、約束手形や為替手形の「裏面に自分のサイン」をして譲り渡すため「裏書手形」といいます。

 

[例]商品300,000円を仕入れた。代金は、約束手形を裏書譲渡した。

借方 貸方
仕入  300,000 受取手形 300,000

 

このケースは、受け取っていた約束手形、つまり、受取手形を譲り渡したために受取手形を減少させています。それでは、反対に裏書きされた約束手形を譲り受けたときはどうなるでしょうか。

 

[例]商品100,000円を売り上げた。代金は裏書きされた約束手形を受け取った。

借方 貸方
受取手形 100,000 売上 100,000

 

裏書された約束手形であれ、ふつうの約束手形とまったく同じに仕訳します。約束手形を受け取ったので、借方に「受取手形」というわけです。

 

手形割引とは何か

「手形割引」とは、持っている約束手形や為替手形を支払い期日前に銀行に預け、現金化することです。このため、銀行に割引手数料を支払うことになります。これは、たとえば、4月30日が支払い期日の約束手形を所有していたとします。どうしても支払い期日前に現金が必要になったとき、支払い期日前である4月10日に銀行に約束手形を持っていき、現金にしてもらうわけです。銀行は、ふつう、当座預金に現金を振り込むことになります。

[例]所有する約束手形100,000円を割り引き、割引料3,000円を差し引いた残額は当座預金に入金した。

借方 貸方
当座預金  97,000

手形売却損   3,000

受取手形 100,000

 

※手形を割り引いた時に銀行に支払う割引手数料は「手形売却損」勘定科目になります。