相互配賦法とは何か
相互配賦法とは何か
相互配賦法とは、補助部門間の関係を考慮し、補助部門費を製造部門と補助部門に配賦する方法です。
前述の直接配賦法の資料を使って、相互配賦法の集計をすれば、以下のとおりになります。
[資料2] 補助部門費の配賦基準
配賦基準 | 第1製造部門 | 第2製造部門 | 修繕部門 | 工場事務部門 | |
修繕部門 | 修繕回数 | 4 | 2 | ― | 2 |
工場事務部門 | 従業員数 | 8 | 2 | 4 | 2 |
[資料3] 製造間接費部門別配賦表
摘要 | 合計 | 製造部門 | 補助部門 | ||
第1製造部門 | 第2製造部門 | 修繕部門 | 工場事務部門 | ||
部門個別費 | 200,000 | 80,000 | 70,000 | 30,000 | 20,000 |
部門共通費 | 110,000 | 50,000 | 40,000 | 15,000 | 5,000 |
部門費合計 | 310,000 | 130,000 | 110,000 | 45,000 | 25,000 |
第1次配賦 | |||||
修繕部門 | 45,000 | 22,500 | 11,250 | ― | 11,250 |
工場事務部門 | 25,000 | 12,500 | 6,250 | 6,250 | ― |
第2次配賦 | 6,250 | 11,250 | |||
修繕部門 | 6,250 | 4,167 | 2,083 | ||
工場事務部門 | 11,250 | 7,500 | 3,750 | ||
製造部門費 | 310,000 | 176,776 | 133,333 |
参考計算式
第1次配賦
修繕部門 第1製造部門 45,000×4/8= 22,500
修修繕部門 第2製造部門 45,000×2/8= 11,2500
修繕部門 工場事務部門 45,000×2/8= 11,250
工場事務部門 第1製造部門 25,000×8/16= 12,500
工場事務部門 第2製造部門 25,000×4/16= 6,250
工場事務部門 修繕部門 25,000×4/16= 6,250
第2次配賦
修繕部門 第1製造部門 6,250×4/6= 4,167
修繕部門 第2製造部門 6,250×2/6= 2,083
工場事務部門 第1製造部門 11,250×8/12= 7,500
工場事務部門 第2製造部門 11,250×4/12= 3,750