本社工場会計

工場会計の独立

 

製造業においては、会社の規模が大きくなると、当然ながら工場の規模も大きくなります。
この場合、工場の会計を本社から独立させて、工場で帳簿管理することになります。

工場会計においては、製品の製造に関する勘定を抜き出して、工場の帳簿で管理することになります。

 

工場会計の計算

 

具体的にみていきましょう。

本社と工場の間の取引は、本社側では、工場勘定を使用します。
また、工場側では、本社勘定を使用します。

 

[取引事例1]

本社は、材料300,000円を掛けで仕入れ、工場に納入した。

これまでの仕訳では、以下のとおり。

 

借方貸方
材料    300,0000買掛金   300,000

 

 

工場会計の仕訳

 

工場独立会計での仕訳は、以下のようになります。

 

[本社での仕訳]   工場勘定を使用することになります。

 

借方貸方
工場    300,0000買掛金   300,000

 

[工場での仕訳]   本社勘定を使用します。そして、製品の製造に関する科目を計上します。

 

借方貸方
材料    300,0000本社   300,000

 

 

[取引事例2]

工場は、材料300,000円(直接材料250,000円・間接材料50,000円)を消費した。

 

これを工場独立会計で、仕訳すれば、以下のようになります。

 

[本社での仕訳]   仕訳なし。

 

[工場での仕訳]

 

借方貸方
     仕掛品     250,0000

製造間接費     50,000

材料   300,000

 

 

 

[取引事例3]

工場で、製品1,000,000円が完成した。

これを工場独立会計で、仕訳すれば、以下のようになります。

 

[本社での仕訳]   仕訳なし。

 

[工場での仕訳]

 

借方貸方
製品    1,000,0000仕掛品   1,000,000

 

 

 

投稿者プロフィール

伊達敦
伊達敦中小企業研修協会 代表 
東京都武蔵野市。
決算書の見方、経営分析などマネジメントに知悉している商社勤務の実務家。
統括責任者として全国3000社を超える販売店及び代理店の経営実態の把握、
経営指標の分析に辣腕を発揮した。
また霞が関の中央官庁との交渉窓口も担当する。
独創的な決算書解説や経営分析理論は、海外でも高く評価され、著書は海外でも翻訳されている。
商業高校で、簿記の基本を学び、大学で簿記理論を体系的にしっかり学んだ。
大学在学中は、会計学の大家、中村忠教授、飯野利夫教授から 指導を受けた。また、日本簿記学会会長だった安平昭二教授から簿記の帳簿組織に関する論点を直接指導を受けた貴重な経験を持つ。
おもな著書 「まだ若手社員といわれるうちに知っておきたい会社の数字」講談社刊。ほか、決算書、経営分析に関する本をぱる出版、実業之日本社からの全国出版実績あり。
中小企業研修協会代表。ファイナンシャルプランナー。
欅坂46、櫻坂46の大ファン。DVDをすべて揃えている。元欅坂46の佐藤詩織のファンであり、櫻坂46の推しメンは、関有美子。