製造原価の分類とは何か

製造原価は、材料費・労務費・経費に分類される

製造原価は、材料費、労務費、経費に分類されます。
以下のように図解すると理解しやいと思います。

 

 

製造原価

材料費(原材料)
労務費(人件費)
経費

□材料費(原材料)

主要材料、補助材料、買入部分品などの消費

□労務費(人件)

労働の消費、すなわち給料、賃金および派遣社員に対する外注費用

□経費

材料費と労務費以外の原価要素である保険料や減価償却費など

製品との関連による分類

直接費と間接費とは何か

直接費とは、ある特定の製品の消費に要したことが明らかな費用です。
そして、その製品の原価として直接集計するものです。

具体的なイメージとしては、A製品にのみ発生し消費される費用というわけです。

間接費とは、その消費が、各製品にまたがって、共通的に発生する費用です。

直接費ある特定の製品の消費に要したことが明らかな費用
間接費各製品にまたがって、共通的に発生する費用をいます

原価計算の流れ

原価計算は、ざっくりいうと3つのステップで計算されます。

ステップ1 製造原価である材料費、労務費、経費の計算

ステップ2 製造間接費の計算

ステップ3 製品原価の計算

これらのステップは、学んでいくうちに自然に身に付いていきます。

材料費とは何か